「写真史を技法で体感する」シリーズ
気がつけば、師走。
皆様、今年も大変お世話になりました。
銀遊堂で先日、行いました新しいワークショップについて
私、さくらよりレポートさせて頂きます。
 
 
よく学芸員さんや、キュレーターさんから頂くご質問の一つに
「ブロムオイルとぞうきんがけ技法って、どう違うんですか?」
というご質問がありました。


どちらも仕上がりが絵画的な雰囲気になる点が似ています。
雑巾がけ技法は、その技法の性質上、なめらかな表現が可能です。
対してブロムオイルはより自由度が高く、色も選べ、ラフな表現も細やかな表現も可能です。また、昔は印画紙の種類が多く、ブロムオイルは専用の道具も充実していたことから、現在よりもずっとデリケートな描写が可能でした。

そのような訳で、昔の作家の作品を拝見していると
両者の識別が難しいこともよくあるのです。そんな中で頂いた
「ブロムオイルとぞうきんがけ技法って、どう違うんですか?」
というご質問でした。

これがどっこい、やってみると全然違う技法なのです。
百聞は一見に如かず、ということで
専門家の皆様の研究や考察の一助になればと思い
銀遊堂では 「写真史を技法で体感する」 シリーズという
ワークショップを立ち上げました。


第1回目は、植田正治美術館の北瀬さん、植田正治事務所の増谷さん、CONTACTの佐藤さん。植田正治先生に関する考察ということで、画像は贅沢にも植田正治先生の「風船をもった自画像」です。
植田正治写真美術館
CONTACT
 
 
それぞれ自由にブロムオイルと雑巾掛け技法を施してみると
やはり三者三様、個性や解釈の違いなどが表れてくるのが、こういったピグメント技法の楽しいところです。


本来なら、ブロムオイルは3日かかりますので、1日で両技法を体験することは難しいのですが、研究者の方々にそれぞれの技法の俯瞰と実作業の違いを体験して頂くために、ぐっと濃縮した内容となっております。



おかげさまで、ご好評のうちに終了致しました。
皆様のお仕事のお役に立てば、この上ない幸せです。
「Workshop」のページには載せていない特別編ですが、
これからも、この「写真史を技法で体感する」ワークショップを続けていきたいと思っておりますので、ご興味のある方はぜひご連絡下さい。

mail: HP: http://ginyudo.com/
電話: 03-3752-3804 (銀遊堂)

■ 「ブロムオイルとぞうきんがけってどう違うの?」 ワークショップ
■ 参加費: 25,000円/1人
■ 定員 : 3名(2名以上で催行) 
 
 
また、「こんなワークショップは出来るかな」
というお問い合わせも大歓迎です。
私たち銀遊堂も、大変勉強になります。

これからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 
さくら 拝
 
 

2015年 12月 15日


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