温調現像液
ウォームトーン印画紙を現像するのに、
アグファ124という処方を使ってみました。
処方は以下のとおりです。

  水(約50℃)      750ml
  メトール          0.8g
  無水亜硫酸ナトリウム    15g
  ハイドロキノン        4g
  無水炭酸ナトリウム      9g
  臭化カリウム         8g
  水を加えて全量     1000ml
  (希釈せず原液のまま使用)

処方をみて気がつくことは、
アルカリ量が少なく臭化カリウムの量が多いこと。
全体的に薬品量が少なく「薄い」現像液になっています。
これは温調現像液全体に言えることです。
他にもグリシンを使った処方もありますが、
グリシンがとても高価なのでちょっと一般的ではありません。
私は仕事で使ったのは一度だけです。

多くの温調現像液は現像主薬としてハイドロキノンだけを使っていますが、
アグファ124はこれに0.8g/Lだけメトールを加えています。
これがこの処方のミソで、とても使い勝手が良い処方になっています。
ハイドロキノン単液は作用の遅い緩性現像液になります。
画像の出始めが遅く、現像時間は4〜6分ほどかかります。
しかしこれに急性のメトールを少し加えると、
画像が出てくるのが少し早くなります。
多すぎると普通のMQ現像液になってしまうので、
0.8gというのがなんとも絶妙な値なのです。
もちろん超加成性(現像主薬を2種類混ぜると1+1=2以上の現像力を
示すこと)もちょっと期待できますね。

テストの結局、現像時間を3分にしてプリントをしました。
印画紙はイルフォード・マルチグレードFBウォームトーンです。
なかなか良い色調になったと思っています。

2016年 5月 15日


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