明日館 蓄音器コンサート
ご無沙汰しております、さくらでございます。
昨夜は、初めて蓄音器の音を聴きました。
目白の 明日館 にて、1930年代のレコードで
黄金期のピアノを聴き比べました。
 
明日館はフランク・ロイド・ライトが設計した1921年の洋館。
しっとりと響く音に歴史を感じた、秋の夜長の素敵な会でした。
 
ではご案内は、音楽を愛してやまない比田井先生にバトンタッチ致します。
どうぞ宜しくお願い致します。
 
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昨日、蓄音器コンサートに行ってきました。
会場は自由学園明日館。
プログラムは、1930年前後のSP盤ピアノ録音を、各ピアノメーカーとピアニストの組み合わせで聴き比べようという魅力的なもの。
使用した蓄音器はEMG mark IXと言う機械で、回転は電気モーターですが再生はアンプを使わず大きなラッパで聴く仕組みです。
 

少し早めに会場に着いたので、最前列のラッパの前に陣取って、
His master's voice 状態で聴き入ってしまいました。
 
 ベーゼンドルファー を ローゼンタールで
 エラール を ビニョスで
 プレイエル を カサドシュで
 ガヴォー を ロルタで
 クナーベ を ゴドウスキで
 ニューヨーク・スタインウェイ を ラフマニノフで
 ボールドウイン を パハマンで
 シュタインヴェーク を ギーゼキングで
 ハンブルク・スタインウエイ を ブライロフスキーで
 ブリュートナー を ローゼンタールで
 ベヒシュタイン を レーベルクで
 
と言う組み合わせ。
ピアニストで、ピアノ研究家でもある松原聡さんのコレクションです。
 

正直に言って、蓄音器でどれだけ聴けるのか半信半疑だったのですが、あんまり素晴らしいので胸がいっぱいになってしまいました。それぞれの演奏の個性の豊かさについてはあらためては書きませんが、今「個性」という言葉から想起されるものよりずっと大きなその振れ幅を、前時代的と片付けてしまっていいものかどうか、あらためて考えてしまいました。

record=録音に値する演奏、なのですね。それにしても、あんな簡単な仕掛けでずいぶんちゃんとした音が出るものです。
音量の大きさにもびっくりしてしまいました。
 

初秋の大満足な一夜でした。
松原聡さん、ありがとうございました。


アトリエ・ガヴォー Atelier Gaveau
梅岡楽器サービス

2016年 9月 22日


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