ホッパーの理由
ブロムオイルを実技から特徴づけるのは、なんといってもホッピングというインク付け工程だろう。

釣り竿の先にブラシを付けたようなホッパーと呼ばれるツールで、画面をタンタンと叩いてトーンを出していくのはブロムオイル独自の実に奇妙な光景だ。
このホッパーを使う理由が長い間わからずにいた。ホッパーなんて使わずにブラシを直接叩いてもブロムオイルはできる。だから、外国人は日本人のように器用ではないからあんな道具を使いたがるのだろうと、長い間そう思っていた。
その謎がやっと解けた(と思う)。ブラシを直接叩いてもブロムオイルはできる。できるけれども、どんどん叩いていると、そのうちにブラシを握る手にタコができるのだ。
タコができると痛い。痛いのはいやだから道具を使おう。道具を使うのは、占有ではないにしても人類の英知の証らしいし....
うーむ、どうもそんな事のような気がする。

太い針金の先にブラシをくくり付けて、苦笑いをしながらホッピングを始めている。

2009年 4月 22日


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