屋根裏部屋の一夜 |
急な用事があって、長野に行ってきた。
日帰りの予定が、ちょっとしたアクシデントで一泊に変更。 親戚の農家納屋の屋根裏部屋をお借りして、ちょっとワイルドな一夜を過ごした。 慣れないお酒をたっぷりと飲まされて、フラフラでたどり着いた布団(のようなもの)に、後からゴソゴソと潜り込んでくるものが... むむ夜這いか、と思いきや、正体はトラ(ねこの名前)だった。 朝までゴロゴロ、カミカミの甘い時を過ごしたのでありました。
山の夜は静かだ。 風の音、ツツドリの声。 決して無音ではないのに、とても静かに感じる。 そして山の夜はとても暗い。 昔ほどの星の瞬きはなくなったが、 それでも自分の指先が見えないくらいに暗い。
こういう静寂と闇はおそらく 想像力の大切な源泉なのだ、と痛切に思う。
そして明け方の鳥の大合唱。 静寂と饒舌、闇と光。 この見事なコントラストを全身で感じる事が、山の魅力だ。
2009年 5月 21日
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