虫の音
久しぶりに京都に行ってきました。

目的は、近代美術館の野島康三展といくつかの工房巡り。
最初の晩は妙心寺の宿坊に泊まり、夜、虫の音を心ゆくまで聞いて来ました。
清少納言が「虫はすずむし...」と書いて聞いていたのは、この音なのかなぁ...京都は千年の時間が生きています。

京都のもの作りは高度の分業制です。
(江戸東京だって同じだったのでしょうが、多くが廃業して分業システムは崩壊してしまいました)
箱ひとつ作るのにもいくつかの分野と工程に別れていて、
それぞれ専門の職人さんがいます。
こういう分業制は、小回りが利かないなど一長一短があるのですが、私は仕上がりの完成度の高さを支えている「長」をとりたい。
コロタイプ印刷の便利堂さんには、鉛筆でレタッチをする職人さんが今も現役でいるのです。
すごい事です。

京都には千年のアドバンテージがあると思いました。

2009年 8月 27日


Facebook




このサイトにおける全ての文章、及び写真等の著作権は銀遊堂に帰属します。
copyright(c)2009 GINYUDO all rights reserved.
designed by Tamami
Phi Lein